フィッティング。

2004年7月6日
◆下着を買いに行った。
しばらく通販でごまかしていたが、やっぱりフィッティングは必要よね。
どう考えても場違いなファッションビルに入っているカラフルなショップに入ってみた。
!!矯正ブラの文字が見えた
やっぱり場違いだった。そして不快なことを思い出す羽目になった。

以前補正下着のねぃさんにつかまり
(親戚の法事にお手伝いに来ていた隣近所の姉さんがうまいこと若い娘に売りつけていたわけ)
一式買って、友達に勧めて買わせるようにさせられたり結構な想いをした経験があるため、
その販売トークやら、売るための思想などがすべて頭に刷り込まれているのだ。
どこ行ってもだいたい同じ事言うしね。
下着と体型が決定的にあっていなくたって無理やり着せて買わせる戦法どこも一緒だしね。

気を取り直して店内をうろつく。
大して若くもかわいくも胸が大きいわけでもないおねぃさんが
精一杯の笑みをサービスしてなにか気に入った品はあるか、と聞いてきた。

「あのーサイズありますか?胸の谷間を作りたくなくて高さもだしたくないんですが。ワキはすっきり、でもキレイなラインが出るヤツ」

おねぃさんは「ハァ?」というような顔を一瞬したが、
めげずにうまいこと自社の矯正ブラを漬けさせるようにうまいこともってくトークが始まった。

「いやいや、どんなこと言われても私はことおり胸が大きいですがそれを強調したくないんです。つぶせてなんぼの世界です。」

おねぃさんはきちんと教育がなされているのだろう。
いったん引き下がり、矯正ブラではないがサイズがちょうどで
尚且つカップが薄めのものを持ってきてくれた
が!
カップの外側の装飾がチュールレースにギャザーがふんだんに寄せてあり、どうみたってこれはアウターに響くだろう・・・
というようなデザインだった。
しかも超趣味悪そうな・・・
改めて店内を見渡すと大体そんな感じのブラしか置いてなかったんだわ。
そうか、ここは30過ぎの体型の崩れを気にして
胸のラインを美しく見せたいオヴァチャンが来る店ではなかったんだわね

でも、どうせ二度とこない店だろうし、一品試着してみるか、
おねぃさんのセールトークも聴いてみたいし、
とフィッティングルームに入ってみた。

愕然、ぜんぜん私に合わない。
カップには収まっているがストラップの胸の終点のところが浮きまくり。
アタシのやわらかい肉がたぽんたぽん・・・
ということは寄せてあげまくりブラなのね、コレは。。
横を向いてみた。
ガーン!!おっぱいミサイルが今にも発射しそう!
このショップ自慢の矯正ブラでなくてもコレなんだね。。
今のブラってぜんぜん私に機能しないわね。。
とがっくししていたところにおねぃさんが入ってきた。

いろいろお肉を寄せてもらって私の胸は更なる盛り上がりと谷間ができあがった。
私の反応はおねぃさんが期待した(客がここでするであろう歓喜の表情&言動)リアクションをはるかに裏切った。
「・・・こういう谷間、ぜんぜん要らないんですけど」

私はくるっと後ろを向いてまた言った
「背中の肉が乗っかっているのもダメです。このブラは私に合っていません」

おねぃさんは気にしていなかった、というよりも私のような
谷間を作りたくない客用のマニュアルがないのだろう、私が何を言っても矯正ブラに誘導するためだけのトークしか出てこないのだった。
背中の肉をつついて
「ホラ、ここも胸なんですよ」

・・・そこの肉胸にするつもりはねーんだよ

「ワキもすっきり、その分前に突き出て美しいラインが出てますよ」

・・・だから高さと谷間はいらねーっていってんだよ

「そうですかーじゃ、自社のおすすめの矯正ブラをお持ちしましょうか?きっと美しいラインがでますよ
?」

・・・もう試着させられるしかない。。
・・・試着してみた。
・・・・・・・・・・・・・・

ハイ、マジンガーZのアフロディーテのような、いやそれ以上に
ミサイルの突き出た、私の手持ちのカットソーを着たら
パイとパイの間に何本しわができるんだろうか、というような高さを兼ね備えた機能ブラをつけさせてもらいましたよ。。

どうもありがとうございました。
もう二度と来ません。

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